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地域密着型多目的ICカード利用による商店街型電子商取引システムの開発運用
 
〜住民主体の官民協力によるICカード利用及び介護関係者への利便性の提供〜
平成11年度電子商取引普及促進事業費補助金
 
1 実施している情報システム(IT)の概要 【れんがくらぶカード事業】
■ 情報化への取り組み経緯

 協同組合東舞鶴商店街連盟は、舞鶴市東地区にある四つの商店街(八島・三条・大門・七条)の各組合が共同し、平成7年3月に愛称「れんがくらぶ」カードを発行開始し、約35,000人のカード会員に支持され利用されていました。平成12年度、通産省「電子商取引普及促進事業」の公募採択に伴い、システムをICカード化し、組織を舞鶴市一円および福井県の一部まで広げ、サービスを展開中です。

■ 狙い
 今般、高齢者および障害者サービスの向上、行政や地元金融機関との連携、周辺商業施設との連携、商店街の顧客情報戦略への対応の必要性が出てきております。そこで、従来のポイントサービス機能に加え、金融機関提携や行政サービス及び民間活動(ボランティアなど)に対応できる地域多用途ICカードを発行し、さらに地域住民ニーズに活用できる商店街型電子商取引システムの開発と構築を目指します。
■ れんがくらぶカード システムの概要 (開発者:三谷コンピューター(株)、日立造船(株)、(有)アイエス)

加盟店数:113店舗 実働端末機:116台 (舞鶴市全域+福井県の一部) ICカード発行数:24,595枚(2004年2月現在)

▼ICカードの機能
買い物ポイント
 1ポイント/100円
駐車場ポイント
 5ポイント/100円(上限200ポイント)
エコロジーポイント
 1ポイント(買い物袋持参の方へ)
来店ポイント
 自由設定
▼種類 
ICポイントカード 、
クレジット機能付ICポイントカードの2種類

▼仕様
CPU搭載ICカード(大日本印刷)
■ クレジット・デビット決済システム
間接加盟方式で、クレジット・デビット一括処理「CARDNET」「JET端末」の組み合わせでデータを一括入手。
専用処理ソフト(オムロン社 jemesPC)で全銀協フォーマットに処理。
各クレジット会社とは一括契約。
アクアリング契約を一社と結び、他のクレジット会社手数料の低減を実現。
加盟店手数料との差額を事務経費に流用。
 ▼メリット
  初期導入費がローコストで済む。 全クレジット会社の加盟店手数料の交渉権。 事務経費が出きる
■ 各種データ・情報分析
 
1.期間別分析(日計、月計、年計など) 4.業種別分析
2.年齢(年代)別分析 5.気象情報別分析(天候、気温など)
3.男女別分析 6.地区別情報(対象件数、カード会員数)
◆分析については上記組み合わせで行います。将来、カード会員の住宅地図ベース分析も検討中。


2 IT活用の効果・課題
 
■ 効果
エリア拡大
多目的化
クレジット・デビットサービス
・消費者のポイント付加機能の増加 ・消費者の利便向上 ・加盟店手数料の低減
・広域エリア情報の共有 ・官民の協業(共用)「駐車ポイント」 ・加盟店募集に威力
・中小商店の穏やかな連携意識の向上 ・地域インフラとしての意識付け ・多彩な決済方法の提供
宅 配
情報化
・活性化に対する地域ぐるみの
 コミュニティーサービスへの意識。
・組合・加盟店の情報化の推進
・加盟店のポイント発行の意識付け

■ 課題
・官・民(分野横断的)による地域活性化に対する環境作りの必要性。
・経営者によって情報化に対する意識の違い。

3 今後の計画
 環境・福祉・医療・商業・教育・観光・漁業・農業・法律・企業・NPOなどの幅広いセクターに呼びかけ、「相互連携による地域活性化研究会」を民間主導で立ち上げ、市・付・国・商工会議所のオブザーバー参加を得て、それぞれの分野のニーズや課題を共有した上で「連携」と「マッチング」による「まちづくり」。
 テーマは「地域経済活性化」と「地域コミュニティー再生」です。 地域インフラとしての「ICカード」の接点・役割をもう一度見つめ直し地域ニーズに合った使い方を検討し、設計におとす。リアルがあった上のバーチャルの利用を「まちづくり」の中で・・・。
4 他商店街へのアドバイス
ICカード仕様やフォーマットの問題は、システム開発・提携クレジットカード・今後の広域連携等において非常に難しい問題をはらんでいます。とにかく情報を集めて、よく理解した上で検討しましょう。
将来性や新規性にこだわるのも大切ですが、地域ニーズに合ったものを構築することが大切です。
保守を考えれば、現存のシステムのカスタマイズが良いと思います。(各メーカーとも時間をかけて積み上げてきた実績がある)